テーマ:使い分け

老校閲者の独り言#168 通とツウ

第9857話 通とツウ WOWOWプラスの「美味しんぼ」を見ていました。 食通の「通」に「つう」のルビが振られていました。 なんで食通の「通」だけに… ミス? 食通の意味は、料理の味や知識について詳しいこと。また、その人。 ただし、詳しいの意味の「通」だけでは、カタカナにするでしょう。 通(デジ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#168 印としるし

第9854話 印としるし 潮干狩りで採った浅蜊の身が痩せているのは暖冬の印、あれ、しるし… 漢字、ひらがな、どっちだっけか? 記者ハンでは、漢字とひらがなの使い分けを推奨しています。 目印や証明の意味では漢字。 「おわびの印」「目印」「印を付ける」 きざし、効果の意味ではひらがな。 「大雪は豊作のしるし」「…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#168 からっ風か、空っ風か?

第9843話 からっ風か、からっ風か? 上州名物、かかあ天下とからっ風。 上州は、冬、北西の季節風が山から吹き下ろします、 それを「からっ風」と呼びます。 そのため上州は冬の晴天率が高く、太陽光発電所が多い。 また、乾燥した強風でもあるため天日干しなどの乾燥した食物の生産にも適しています。 からっ風か、空っ風? …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#166 良いと善いとよい

第9822話 良いと善いとよい 「良い結果が出ました」 漢字とひらがなで使い分けをするのが個人的には必要と考えています。 良い 人の行動・性質や事物の状態などが水準を超えているさま。 ですから「悪い」と置き換えて、意味が通じる場合は漢字。 「良い結果が出ました」⇔「悪い結果が出ました」 よいには、もう一…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#163 上とうえ

第9804話 上とうえ 「マニュアルをよく読んだうえで、操作してください」と、 マニュアルには記載されていますが、 日本人ほどマニュアルを読まない民族はいないかも… よく読んだ上? よく読んだうえ? 漢字?ひらがな? 上には、上下の位置関係を表す場合と、物事の前後関係を表す場合に使われます。 この場合は、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#161 子とコと娘

第9783話 子とコと娘 子供のことを表す「子」。 「この子」というふうに使います。 子供ではなく、少女や娘のことを「この娘」と書いて「このこ」と読ませる場合があります。 しかし、娘には「こ」という読み方はないので、 ルビか、「コ」と書くのが正しい。 問題なのは、子供ではなく、PCやお茶を「このこ」と呼ぶ人がいま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#159 絵と画

第9768話 絵と画 フォトグラファー、ビデオカメラマンがよく使う「いい画が撮れたよ」。 記者ハン、NHK辞書ともに、 「絵」を使いなさいと推奨されます。 しかし、画には「え」という読み方があることはあるんですが、 表外音訓でしょう。 「いい絵が撮れたよ」と書くと違和感ありありです。 ですが、個人的には …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#157 履くとはく

第9753話 履くとはく テレビ東京で、「ズボンを履いていない」と字幕を見ました。 うん?ズボンだから、「はく」では? 靴は履くでいいのですが、 ズボンは「はく」です。 正確には「穿く」ですが、ひらがなにしなさいと記者ハンは推奨します。 「穿く」は表外字、常用漢字表にない漢字です。 毎日ことばでも、記載があ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#156 匂いと臭い

第9750話 匂いと臭い 匂い(Goo辞書) 1 そのものから漂ってきて、嗅覚を刺激するもの。 「香水の匂い」「サンマを焼く匂い」→臭 (にお) い1 2 いかにもそれらしい感じ・趣。 「都会の匂い」「生活の匂い」 使い分けには基準があります。 匂いは、臭覚としてのいい方のにおいに使います。 例)香水はいい香…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#152 越えると超える

第9714話 越えると超える 越えると超えるは、使い分けが難しいのです。 分かりやすいページがありました。 「超える」?「越える」? https://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/20190501_3.html 越える・越す (意味) 場所・時間・点などを過ぎて向こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#151 待機と待期

第9710話 待機と待期 「待機せよ」という字幕があり、 うん?「待期もあるかな」と思い調べると… 待機(goo辞書) 準備をととのえて機会の来るのを待つこと。 「救護班が待機する」「自宅待機」 待期 約束の時期を待つこと。 年金の「受給待期者」や雇用・労災・健康保険の「待期期間」程度しかありません。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#150 手下と部下

第9705話 手下と部下 アウトレイジ ビヨンドを見ました。 反社会組織の抗争がメインです。 景気よく、ぶっぱなし、どなり合うのがほとんど… 字幕を見ていると話者名が(手下)(組員)とありました。 話者名は、名前のない登場人物に使われます。 使い分ける必要があると、制作現場では判断しているのでしょう? …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#148 変えると替える

第9693話 変えると替える 特殊詐欺は 手を変え品を変え…と書いていて、 うん?手を替え品を替え? と考え、調べました。 コトバンクやGoo辞書では「手を替え品を替え」ですね。 手を替え品を替え(デジタル大辞泉) さまざまに方法・手段をかえて。 「手を替え品を替え子供の機嫌をとる」 なんと、毎日ことばで…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#147 模様ともよう

第9685話 模様ともよう 「ワシントンの議事堂に暴徒が乱入した模様です」 うん?もようでは? 模様 1 織物・染め物・工芸品などに装飾として施す種々の絵や形。また、ものの表面にあらわれた図形。文(あや)。文様。 「美しい模様の木目」「幾何学的な模様」 2 物事のありさま。ようすや経過。 「現場から事件の模様をお…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#146 補償と保証と保障

第9681話 補償と保証と保障 武漢肺炎禍での飲食店の休業保証、うん補償では? 保証(goo辞書) 1 間違いがない、大丈夫であると認め、責任をもつこと。 「品質を保証する」「彼の人柄については保証する」 2 債務者が債務を履行しない場合に、代わって債権者に債務を履行する義務を負うこと。 「保証責任」 補償(g…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#145 利くと効く

第9672話 利くと効く 感染拡大に歯止めが効く… うん、利く? 利くと効くは難しいのです。 利く 「ブレーキが利く」「気が利く」 機能が正常に発揮される場合は「利く」を使います。 「小回りが利く」「無理が利かない」 可能である、という意味でも使われます。 「酒の味を利く」酒の味を調べる場合。 (ちなみに…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#144 伯父と叔父と小父とおじ

第9668話 伯父と叔父と小父とおじ 使い分けをするのです。 伯父 自分の両親の兄弟のなかで、兄にあたる人 叔父 自分の両親の兄弟のなかで、弟にあたる人 「小父」は使用せず、「おじ」と書きます。 自分の両親の兄弟のなかで、兄になるか、弟になるかが 判断できない場合は、ひらがなでいいと思います。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#142 ほこりとホコリと埃

第9655話 ほこりとホコリと埃 大掃除をしていて、ホコリを拭き取ると、 雑巾が黒くなる… ホコリねえ。 ほこりでは? 「埃」は常用漢字にはないので、ひらがなにしなさいと、 辞書は推奨しますね。 「自民党の族議員はたたくとホコリが出る」という用例があるように、 世間に知られていない犯罪や悪行の意味で「…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#140 沿うと添う

第9639話 沿うと添う 意向に添う、うん?沿うでは? 沿うと添うは間違えやすいのです。 沿う(デジタル大辞泉) 1 長く続いているものに、離れないように付き従う。何かに並行した形で続いている。 「流れに―・ってくだる」「道路に―・ってケヤキが植えてある」 2 (「添う」「副う」とも書く)方針や基準となるものに従…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#139 写真に収めると写真に納まる

第9635話 写真に収めると写真に納まる 写真を撮ることを、「収める」といいます。 ところが、写真を撮られることを「納まる」といいます。 間違いやすいのです。 フォトグラファーが、絶景をカメラに収める。 観光地で、友人と記念写真に納まる。 毎日ことばに分かりやすい説明があります。 https://mai…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#138 湧くと沸く

第9624話 湧くと沸く アイデアが沸く…うん?違う、「湧く」だ。 沸くは「お湯が沸く」。 沸く(デジタル大辞泉) 1 水などが熱せられて沸騰する。また、適当な熱さになる。 「湯が―・く」「風呂が―・く」 2 感情が高ぶる。熱狂して騒ぎたてる。 「ファインプレーに場内が―・く」「勝利に―・く」 3 発酵して泡…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#136 クロと黒

第9614話 クロと黒 「安倍総理は限りなくクロに近いグレーだろう」 「吉川元農水相に500万円提供!そりゃクロだわな」 自民党を揺るがす問題である「桜」と「卵」。 色の名前でもある「黒」ですが、意味としては以下のとおりです。 黒 1 色の名。墨・木炭のような色。黒色。 「黒のセーター」 2 黒い碁石。ま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#133 賭けると懸ける

第9600話 賭けると懸ける 命を賭ける、という文章を時々見ます。 うん?懸けるでは? 賭けるのは、ギャンブル、ばくちと考えれば分かりやすく、 懸けるには、失敗したら失うものは大きく、 そのために一生懸命に行うと考えれば分かりやすい。 毎日ことば https://mainichi-kotoba.jp/pho…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#133 飛ぶと跳ぶ

第9598話 飛ぶと跳ぶ 「飛び猫」の写真を見たときは、おお、いい写真だ!と思ったものです。 ですが、この場合、「跳び猫」もありでしょう?と調べました。 まあ、このカレンダーには作者の意図があるので 「飛び猫」でいいと思います。 飛ぶは、飛行、飛躍。 跳ぶは、跳躍。 この場合は、跳躍でしょう…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#130 決戦と決選

第9569話 決戦と決選 アメリカの大統領選。 トランプーは、選挙を盗まれた!と、 自国の選挙制度を誹謗するコメントを出し続け、 大統領は辞めない姿勢を崩しません。 理由は、ジョージア州の上院議員の決選投票が、 来年行われ、その趨勢が決まるのを待つためと推測されています。 うん、決選?決戦?と調べると、 決定…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#127 ころがると転がる

第9551話 ころがると転がる 転がる(デジタル大辞泉) 1 ころころと回転しながら進む。ころげる。 「一〇円玉が―・る」 2 立っていたものが倒れる。ころぶ。ころげる。 「つまずいて―・る」 3 からだを横にする。寝ころがる。 「畳の上に―・って新聞を読む」 4 (「ころがっている」の形で) ㋐無造作に、あるいは…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#125 半端とハンパ

第9540話 半端とハンパ 中途半端、漢字を使うのは問題ありません。 ですが、「すごい」の意味で使う「半端ない」。 これはちょっと気になります。 意味も真逆ですし。 毎日ことば 「半端ない」、違和感ない? https://mainichi-kotoba.jp/enq-067 60%が違和感ありありです。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#124 ばかと馬鹿とバカ

第9532話 ばかと馬鹿とバカ 侮蔑、罵倒の場合に使われる、馬鹿・ばか・バカ。 関東ではよく使います。 関西では「阿呆」、中部では「戯け」。 馬鹿《記:注意・×馬鹿→ばか》Goo辞書 《(梵)mohaの音写。無知の意。「馬鹿」は当て字》 1 知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていうときに…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

老校閲者の独り言#123 ご注意と御注意

第9530話 ご注意と御注意 ご注意と御注意、そんなに差は感じませんが、 実は、「ご」と「御」を使い分ける分野があるのです。 新聞や放送での推奨は「ご」ですが、 そうではない分野もあります、それが官公庁などの公用文。 「お/ご」に続く語が漢字である場合は、 原則として漢字で書きますから、「御案内」となり、 「し…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more